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高熱が出てもインフルが陰性と出た場合の注意点

高熱が出ているにもかかわらずインフルエンザの検査が陰性だった場合、いくつかの注意点があります。

 

  1. 「偽陰性」の可能性

 

インフルエンザの迅速検査は、ウイルスの量が少ない**発症直後(特に12時間以内)に受けると、感染していても陰性となる「偽陰性(ぎいんせい)」**になることがあります。

  • 再検査の検討: 症状が続く場合や、インフルエンザの流行期、あるいは家族などに感染者がいる場合は、発症から24時間〜48時間後を目安に再度医療機関を受診し、再検査を検討することが勧められます。
  • 臨床診断: 医師は、検査結果だけでなく、流行状況や症状(突然の高熱、倦怠感、関節痛、筋肉痛など)を総合的に判断し、検査が陰性でもインフルエンザとみなして治療を開始する場合があります。

 

  1. 他の病気の可能性

 

インフルエンザ以外にも、高熱が出る病気は多くあります。陰性だったからと安心せず、他の病気の可能性も考慮し、症状の変化に注意が必要です。

  • 他の感染症の例:
    • 細菌感染症: 肺炎、腎盂腎炎、溶連菌感染症など(抗生剤治療が必要な場合がある)。
    • 他のウイルス感染症: 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、アデノウイルス(咽頭結膜熱/プール熱)、RSウイルス、マイコプラズマ肺炎など。
  • 注意: 高熱が続く、咳がひどくなる、普段と違う症状が出た場合は、必ず再度医療機関を受診してください。

 

  1. 自宅での安静と観察(重症化サインに注意)

 

検査結果にかかわらず、高熱がある間は自宅で安静に過ごし、症状が悪化していないかを注意深く観察することが最も重要です。

 

行動のポイント

重症化のサイン(すぐに再受診)

安静・休養

呼吸困難、息切れ、胸の痛み

水分補給

水分が全く摂れない、尿量が極端に少ない(脱水)

感染対策

意識状態がおかしい(反応が鈍い、言動がおかしい、せん妄など)

再受診の目安

高熱が3日以上続く、一度解熱した後に再び高熱が出る(二峰性発熱)

 

特に高齢者、小児、持病(基礎疾患)がある方は、重症化しやすい傾向があるため、より慎重な対応が必要です。

体調が優れない時は、無理せず医療機関に相談し、医師の指示に従ってください。

 

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