小さな虫歯は放置しても大丈夫?
一般的には 小さな虫歯(初期の虫歯)は経過観察することが多いです。
でも治療したほうが良い場合もあり、状態によって対応が変わります。
歯科医の診察が必要ですが、目安として以下を参考にしてください。
■ 小さな虫歯は治療すべき?
- C0(ごく初期:白濁・脱灰)
- 歯の表面のカルシウムが少し溶けて白く濁って見える段階
- 削る治療は不要なことが多い
- フッ素塗布・歯磨き指導で 再石灰化して治る可能性あり
- C1(エナメル質だけの小さな穴)
- 痛みはほぼない
- 自然治癒は難しい
- 進行するとC2(神経に近くなる)へ
➡ 小さなうちに治療した方が、削る量も少なく、痛みや費用も抑えられる
■ 放置するとどうなる?
- 進行はゆっくりでも、自然に完全に元通りには戻らない
- 小さな虫歯が大きくなると、
→ 神経に近づき痛みが出る
→ 大がかりな治療(神経の治療・被せ物)が必要になる
■ どんなときに治療を急ぐべき?
- 黒く見える穴がある
- 食べ物がよく詰まる
- 冷たいもので染み始めた
- 表面がザラつく穴を舌で感じる
■ まとめ
- 初期の白濁:削らずに経過観察+予防
- 小さな穴(C1):小さいうちに治療した方がメリットが大きい
- 状態は見た目だけでは判断が難しいため、歯科で診てもらうのが確実