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口角炎とは?

口角炎(こうかくえん)とは、口の端(口角)が炎症を起こして、赤くなる・切れる・しみる・痛む といった症状が出る状態のことです。
誰にでも起きやすく、繰り返すことも多い病気です。

 

 口角炎の主な症状

  • 口の端が 切れる
  • 赤く腫れる
  • ヒリヒリ・しみる
  • 口を開けると痛い
  • かさぶたができる
  • 笑ったり食べたりすると割れる

 

 原因は大きく2種類

乾燥や刺激によるもの(非感染性)

  • 唇の乾燥
  • 舌や唇をなめる癖
  • マスクの摩擦
  • よだれがつく(乳幼児・高齢者に多い)
  • 口を大きく開ける動作の繰り返し

皮膚が切れ、それをなめることで悪化しやすい。

 

菌による感染性の口角炎

特に多いのが

  • カンジダ(カビ)
  • 黄色ブドウ球菌

疲れ・免疫低下・ビタミン不足・口内の湿気が多いと増えやすく、炎症に。

 

 

 口角炎が起こりやすくなる要因

  • ビタミンB2B6の不足
  • 鉄欠乏
  • 乾燥した季節
  • マスクの長時間使用
  • 口呼吸
  • 歯並び・義歯が合っていない
  • 糖尿病・アトピーなど体質的な要因

 

 ケア・治療法

  • 自宅でできること
  • 口角にワセリンなどの保湿剤を塗る
  • 唇をなめる癖を避ける
  • ビタミンB2B6を含む食品を摂る
    (レバー、卵、納豆、魚、ほうれん草など)
  • 刺激のある食べ物(辛い・塩辛い)を避ける
  • 医療機関での治療

原因に応じて

  • ステロイド外用薬(炎症を抑える)
  • 抗真菌薬(カンジダの場合)
  • 抗生物質の軟膏(細菌性の場合)
  • ビタミン剤の処方
    など。

 

 受診した方が良い場合

  • 12週間以上治らない
  • 繰り返す
  • 痛みが強い
  • 白っぽい物がつき、カンジダが疑われる
  • 口角以外にも症状が広がる

 

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