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その不調は急激な温度変化が原因かも?「寒暖差疲労」をためないコツ

気温の急激な変化や日々の寒暖差が大きいと、私たちの身体は体温を一定に保とうとして自律神経が過剰に働き、大きなエネルギーを消耗します。

この結果、全身の疲労感や様々な体調不良として現れるのが**「寒暖差疲労」**です。

 

1日の最高気温と最低気温の差や、前日との気温差が7℃以上あると、特に症状が出やすいと言われています。

 

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寒暖差疲労の主な症状と原因

分類

主な症状

原因のメカニズム

身体的症状

全身のだるさ・倦怠感、頭痛、めまい、肩こり、腰痛、手足の冷え、むくみ、食欲不振、胃もたれ、便秘・下痢など

寒暖差が大きいと、体温調節のために自律神経(交感神経と副交感神経)が頻繁に切り替わり、過剰に働くことでエネルギーを消耗し、疲労が蓄積します。

精神的症状

イライラ、不安、気分の落ち込み、不眠(寝付きが悪い・眠りが浅い)など

自律神経のバランスが乱れることで、心身に影響が出ます。

 

「寒暖差疲労」をためないための具体的な対策

 

自律神経への負担を減らし、体温調節機能をスムーズにすることが大切です。

 

  1. 服装で温度差をコントロールする
  • 重ね着(レイヤリング)を基本とする: カーディガン、パーカー、マフラーなど、脱ぎ着しやすいものでこまめに体温調節をしましょう。特に**首、手首、足首の「3つの首」**を温めることで、温かい血液が全身に効率よく巡ります。
  • 室内外の温度差を7℃以下に: エアコンを使う場合も、外気温との差が大きくならないように設定温度を調整し、急激な温度変化を避けます。
  1. 体を温める習慣をつける
  • ぬるめのお風呂に浸かる: 3840℃程度のぬるめのお湯に1020分程度ゆっくり浸かるのがおすすめです。血行が良くなり、副交感神経が優位になってリラックスでき、疲労回復や睡眠の質の向上につながります。
  • 温かい飲食物を摂る: 冷たい飲み物や食べ物は内臓を冷やし、寒暖差疲労を悪化させる誘因になります。温かいスープやお茶など、体を温めるものを意識して摂りましょう。
  • 体を温める食材: 人参やごぼうなどの根菜類や、生姜などのスパイスを食事に取り入れましょう。
  1. 適度な運動で血行を促進する
  • ストレッチや有酸素運動: ウォーキング、軽いジョギング、ストレッチなどの有酸素運動は、血行を促進し、自律神経のバランスを整えるのに役立ちます。毎日少しずつでも習慣化しましょう。
  • 筋肉量を維持: 特に女性や高齢者に寒暖差疲労が見られやすいのは、筋肉量が少ないと熱を生み出す力が弱いためです。適度な運動で疲れにくい身体づくりを目指しましょう。
  1. 生活リズムを整える
  • 十分な睡眠の確保: 質の良い睡眠は、心身を疲労から回復させ、自律神経のバランスを整えるのに最も重要です。
  • 規則正しい食事: 13食、栄養バランスの取れた食事を心がけ、特に疲労回復に効果的なビタミンB(豚肉、大豆など)を積極的に摂取しましょう。

 

まとめ

寒暖差疲労は、**「自律神経の乱れ」からくるエネルギーの消耗が原因です。服装でのこまめな調整、入浴や温かい食事で「体を温める」こと、そして「生活リズムを整える」**ことを意識して、急激な温度変化に負けない体づくりをしましょう。

これらの対策を試して、それでも体調の改善が見られない場合は、念のため医療機関に相談することも大切です。

 

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