やぐら歯科 | 高の原駅近くの歯科。歯医者 虫歯、歯周病、小児歯科。

歯周病の予防と治療法

歯周病は歯ぐきの炎症骨の破壊へと進む病気で、早期対策がとても重要です。
以下に 予防法治療法 をわかりやすく整理しました。

 

 歯周病の予防

  1. 正しい歯みがき(プラーク除去)が最重要
  • 歯と歯ぐきの境目を意識して磨く
  • 123回、13分以上
  • フッ素入り・殺菌成分入り歯みがき粉を使用
  • デンタルフロス・歯間ブラシを毎日併用
    • 特に歯周病は歯間から進行しやすい

 

  1. 定期的な歯科検診
  • 36ヶ月に1回のプロフェッショナルクリーニング(PMTC
  • 自分では落とせない歯石やバイオフィルムを除去
  • 早期の炎症を発見できる

 

  1. 生活習慣の見直し

喫煙をやめる

  • 喫煙者は非喫煙者の 27 歯周病になりやすい
  • 血流が悪くなり、治癒も遅れる

食生活

  • ビタミンC(柑橘類、ブロッコリー):歯ぐきの修復
  • オメガ3(青魚):炎症の抑制
  • 糖分・間食過多は細菌増殖の原因

ストレス対策

  • 免疫低下や歯ぎしりが歯周病を悪化させる

 

  1. 口腔乾燥の予防
  • 唾液は抗菌作用がある
  • 水分補給、よく噛む食習慣、ガム(キシリトール)
  • 口呼吸鼻呼吸へ切り替える

 

歯周病の治療法(重症度別)

軽度歯周病(歯肉炎〜軽度歯周炎)

✔ スケーリング(歯石取り)

  • 歯ぐきの上に付いた歯石・プラークを除去

✔ ルートプレーニング

  • 歯ぐきの中の歯石や細菌膜を除去
  • 歯の根を滑らかにして再付着を防ぐ

多くの場合、この段階の治療で改善します。

 

中等度歯周炎

SRPの徹底

✔ 咬み合わせ調整

  • 歯の動揺を減らす

✔ 抗菌療法(状況により)

  • 抗菌薬の内服や局所薬剤(歯周ポケットに入れるタイプ)

 

重度歯周炎

✔ 歯周外科治療

  • フラップ手術:歯ぐきを開いて深部の歯石・感染組織を取り除く
  • 歯周再生療法:エムドゲイン・GTRなどを使って骨や歯ぐきの再生を促す(条件により)

✔ 動揺歯の固定

✔ 状況により抜歯インプラント/ブリッジ/入れ歯

 

 自分でできるセルフチェック

  • 歯ぐきが赤い・腫れている
  • 歯みがきで血が出る
  • 口臭が強くなった
  • 歯が長くなったように見える
  • 朝、口の中がねばつく
  • かたい物を噛みにくい

→ 1つでも当てはまれば、早めの受診がおすすめ。

 

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