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歯周検査

歯周病の検査は、病気の有無や進行度合いを正確に把握し、治療計画を立てるために非常に重要です。

 

主な検査項目は以下の通りです。

 

 歯周病の主な検査項目

 

  1. 歯周ポケット検査(プロービング検査)
  • 目的: 歯と歯ぐきの間の溝(歯周ポケット)の深さを測り、歯周病の進行度を調べます。
  • 方法: プローブ」と呼ばれる、目盛りがついた細い器具を歯周ポケットにそっと差し込み、深さをミリメートル単位で測定します。
  • 深さの目安:
    • 13mm未満:健康な状態
    • 45mm軽度〜中等度歯周炎
    • 6mm以上:重度歯周炎
  1. BOP(プロービング時の出血の有無)
  • 目的: 歯ぐきに炎症が起こっているかどうか(活動性)を調べます。
  • 方法: 歯周ポケット検査の際、プローブを挿入した後に出血があるかどうかを記録します。
  • 出血がある場合、その部位で炎症が活発に起こっていることを示します。

 

  1. 歯の動揺度検査
  • 目的: 歯がどれくらいぐらついているかを調べます。
  • 方法: 歯をピンセットなどで軽く挟んで動かし、その動く程度を0度から3度の数値で記録します。
  • 動揺が大きくなると、歯を支える骨(歯槽骨)の破壊が進んでいることを意味しますが、噛み合わせの状態によっても動揺度が大きくなる場合があり、審査が必要です。

 

  1. レントゲン(X線)検査
  • 目的: 目で見えない歯を支える骨(歯槽骨)の量や状態を調べます。
  • 方法: レントゲン写真を撮影し、骨がどれくらい溶けているか(骨吸収の程度)や、隠れた歯石の有無、歯の根の状態を確認します。
  • 歯周病の進行度を診断する上で、非常に重要な情報となります。

 

  1. プラーク(歯垢)付着状況のチェック
  • 目的: 毎日の歯磨きがどこまでできているか(清掃状態)を客観的に評価し、適切なブラッシング指導につなげます。
  • 方法: 特殊な染色液を歯に塗り、磨き残し(プラーク)の付着している部位を赤く染め出して、その割合を記録します。
  • 歯磨きが出来ていないと、どれだけ歯石をきれいに除去してもすぐに歯石はたまってしまい、炎症は治りません。(歯の健康維持には最も重要です!)

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