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膝がポキポキ鳴る! 変形性膝関節症の始まりかも?

膝がポキポキと音が鳴ること(弾発音)があると、心配になりますよね。

音が鳴る原因はいくつかありますが、特に痛みがある場合は、変形性膝関節症のサインである可能性も考えられます。

 

膝のポキポキ音の原因

膝から音が鳴る主な原因は、病的なものと生理的なものに分けられます。

 

  1. 💨 生理的な音(病気ではない場合)

関節の音の多くは、この生理的な音であり、痛みや腫れが伴わない場合は心配ないことが多いです。

  • キャビテーション(関節内の気泡が弾ける音): 指を鳴らすのと同じ現象で、関節液の圧力が急激に変化することで、関節液中に溶け込んでいる気体が気泡となり、それが弾ける時に音が鳴ります。
  • 腱や靭帯が骨の突起に引っかかる音: 膝を曲げ伸ばしする際に、腱や靭帯が骨の出っ張り(骨突起)を乗り越える瞬間に「ポキッ」という音が鳴ることがあります。これは特に筋肉が硬くなっているときや、急激な動きをしたときに起こりやすいです。

 

  1. ⚠️ 病的な音(変形性膝関節症などの可能性)

音が鳴ると同時に痛みや引っかかりを感じる場合は、注意が必要です。

 

  • 関節面の損傷や変形:
    • 変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう):関節のクッションである軟骨がすり減り、関節の骨が変形することで、関節面が滑らかに動かなくなります。この状態が進行すると、骨同士がぶつかったり、軟骨や骨の破片が引っかかったりして、「ゴリゴリ」「ギシギシ」「ジャリジャリ」といった摩擦音やきしむような音が鳴ることがあります。この音は、初期の段階ではあまりなく、進行期に見られやすい特徴です。

 

  • 半月板損傷: 膝のクッションの役割を果たす半月板が損傷し、断片が関節に挟まることで音が鳴ることがあります。

 

  • 炎症(関節炎): 関節内に炎症がある場合、関節液の性状が変わり、動きが悪くなることで音が鳴ることもあります。

 

変形性膝関節症の主な症状

 

膝のポキポキ音が変形性膝関節症のサインであるかを見極めるには、以下の症状をチェックしてください。

進行度

主な症状

初期

* 朝の動き始め立ち上がりなど、動作開始時に軽い痛みがある(休むと治まる)。

* 階段の上り下りで痛みを感じる。

中期

* 動作開始時だけでなく、歩行時にも痛みが続く

* 膝に水がたまる(腫れる)ことがある。

* 膝が完全には曲げ伸ばしできなくなる。

末期

* 安静時にも痛みが続き、日常生活に大きな支障が出る。

* 膝の変形が目立つO脚など)。

* 膝の曲げ伸ばしが非常に困難になり、関節のきしむような音が頻繁に鳴る。

 

音が鳴るだけで痛みがない場合は、まず上記の**「寒暖差疲労をためないコツ」で紹介したような体を温めるケアやストレッチ**を行ってみましょう。

しかし、痛みや腫れ、熱っぽさが伴う場合や、音が鳴る頻度が増えたり、きしむような**「ゴリゴリ」という摩擦音がする場合は、自己判断せずに整形外科**を受診して専門医の診察を受けることを強くお勧めします。

 

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