今年こそ運動を習慣化させよう!
運動を「続ける」ことは、「始める」ことよりもずっと難しいものですが、効果的な戦略を知っていれば、挫折せずに習慣にすることができます。
運動を**「特別なこと」から「日常の一部」**に変えるための、具体的なコツと対策をご紹介します。
運動を「習慣」にするための具体的な8つのコツ
- 「究極のベビーステップ」で始める
運動を習慣化する最大のポイントは、**「最初はハードルを極限まで下げる」**ことです。
- 目標を小さくする: 「毎日30分のジョギング」ではなく、「毎日5分間のストレッチ」や「いつものルートより1駅分多く歩く(約10分〜15分)」など、95%達成可能な目標を設定します。
- 脳を慣らす: 運動が辛いと感じる前に終えることで、「運動=嫌なもの」という認識を脳に持たせないようにします。まずは「運動をする」こと自体を習慣化し、慣れてから徐々に時間や強度を増やしましょう。
- 「既存の習慣」と結びつける(if-thenプランニング)
新しい習慣は、すでに根付いている習慣とセットにすると定着しやすいです。
- 例:
- 「朝食後に(既存の習慣)、腕立て伏せを3回行う(新しい行動)」
- 「帰宅して玄関のドアを開けたら(既存の習慣)、すぐにウェアに着替える(新しい行動)」
- 「テレビのCMが始まったら(既存の習慣)、スクワットを10回行う(新しい行動)」
- 目標を「行動ベース」で設定し、達成感を可視化する
結果(体重や体脂肪率)ではなく、**行動(やったかどうか)**に焦点を当てた目標を立てましょう。
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目標タイプ |
具体例 |
継続への影響 |
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結果目標 (長期) |
「3ヶ月で体重を5kg減らす」 |
モチベーション維持が難しい |
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行動目標 (短期) |
「今週はジムに3回行く」「毎日、腹筋を10回行う」 |
達成しやすく、意欲が持続しやすい |
- 記録をつける: 運動カレンダーやアプリで、運動した日にチェックマークを付けたり、進捗を記録したりすることで、自分の成長を視覚的に確認でき、達成感につながります(ゲーミフィケーションの考え方)。
- 運動しやすい「環境づくり」をする
**「運動をしないための障壁」を取り除き、「運動を始めるためのきっかけ」**を身近に用意します。
- ウェアを用意する: 運動する日の朝に、トレーニングウェアを部屋に広げておく、または新しいおしゃれなウェアを買って気分を上げる。
- 道具を手の届く場所に: ストレッチマットやダンベルをすぐ使える場所に置いておきましょう。
- ルーティン化: 「毎日同じ時間」(特に朝は習慣化しやすい)に運動すると決め、生活の一部に組み込みます。
- 「ご褒美」を設定してモチベーションを高める
目標を達成した自分に報酬を与えることで、「次も頑張ろう」という活力が生まれます。
- 小刻みなご褒美: 「3日継続できたら、気になっていた入浴剤を買う」「1週間続いたら、好きなスイーツを食べる」など、小さな目標達成ごとに報酬を用意しましょう。
- 好きな運動・楽しい運動を見つける
義務感からではなく、「楽しい」「スッキリする」と感じられる運動を見つけることが、継続の鍵です。
- ウォーキング、ヨガ、ダンス、サイクリング、ゲーム機を使ったエクササイズなど、**「これなら続けられそう」**と思えるものをいくつか試してみましょう。
- 音楽の活用: テンポの速い好きな音楽を聴きながら運動すると、運動が楽に感じられ、パフォーマンスの向上にもつながります。
- 完璧を目指さず「休みの日」を設ける
「毎日やらなければ」と気負いすぎると、かえってプレッシャーになり挫折の原因になります。
- 休息日を計画的に入れる: スケジュールにあえて「オフの日」を組み込みましょう。
- 柔軟に対応する: 疲れている日や体調の優れない日は、無理をせず「今日はストレッチだけ」「少し散歩するだけ」でOKとしましょう。休むことも、長く続けるための重要な戦略です。
- 仲間と一緒に楽しむ
一人で続けるのが難しい場合は、仲間を作ることが大きな助けになります。
- 家族や友人と一緒にウォーキングの約束をする。
- SNSで運動記録を共有する。
- 地域のスポーツサークルやフィットネスコミュニティに参加する。
「人との約束」は、自分を裏切らないための強力な動機づけになります。
まずは、**「5分間のストレッチ」や「1,000歩のウォーキング」**から、今日すぐに始めてみませんか?小さな一歩が、きっと今年の習慣化につながります。