子どもは要注意!インフルエンザの最新状況&対策
インフルエンザは例年、12月頃から翌年3月頃にピークを迎えることが多いですが、近年は流行の開始時期が早まる傾向も見られ、注意が必要です。
特に子どもは、集団生活の場での感染拡大リスクが高く、また重症化や、インフルエンザに伴う異常行動などにも警戒が必要です。
最新の流行状況(2025年)
現在(2025年11月下旬)、多くの地域でインフルエンザ患者の報告数が増加しています。
- 流行の傾向: 一部の地域では例年より早く患者数が増加しており、特にA型の感染が目立つ傾向が見られます。
- 最大の注意点: 流行が例年より早い、または規模が大きい場合、学級閉鎖や学年閉鎖が早期に発生し、社会生活にも影響を与える可能性があります。
重症化を防ぐための対策
インフルエンザ対策で最も重要で有効性が期待できるのが「予防接種」です。
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対策 |
詳細とポイント |
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予防接種 |
重症化(肺炎やインフルエンザ脳症など)を予防する効果が期待できます。 |
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接種回数 |
13歳未満の子どもは、原則として1シーズンに2回接種が推奨されています。1回目から2〜4週間あけて2回目を接種することで、より十分な免疫を得られます。 |
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接種時期 |
流行開始前に免疫をつけるため、10月~12月中旬までに接種を完了することが推奨されます。 |
💡 2024年からは、点鼻薬タイプの生ワクチンも接種できるようになりました(対象年齢や条件あり)。
日常で徹底すべき感染予防策
基本的な感染対策の徹底が、子どもと家族を守るカギになります。
- 手洗い・手指消毒: 帰宅時、食事の前、トイレの後などは、石鹸を使って30秒以上丁寧に洗いましょう。アルコール消毒液も有効です。
- 人混みを避ける: 流行期には、不要不急の外出、特に人が密集する場所を避けましょう。
- マスクの着用: 人混みや公共交通機関を利用する際は、不織布マスクを適切に着用しましょう。
- 咳エチケット: 咳・くしゃみが出る時は、マスクを着用するか、ティッシュや上着の袖で口と鼻を押さえましょう。
- 環境の整備:
- 加湿:空気が乾燥するとウイルスの活動が活発になるため、**湿度を50〜60%**に保ちましょう。
- 換気:寒くても、1時間に1回、数分程度窓を開けて換気を行いましょう。
- 免疫力の維持: 十分な睡眠と、バランスの取れた栄養摂取(ビタミン、良質なタンパク質など)を心がけ、体の抵抗力を高めましょう。
インフルエンザ脳症・異常行動への注意
インフルエンザに罹患した際、特に小児や未成年では、インフルエンザ脳症や異常行動に注意が必要です。
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警戒すべき症状(すぐに受診・相談) |
家庭での対応(異常行動対策) |
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意識の異常(呼びかけへの反応が弱い、視線が合わないなど) |
発熱から少なくとも2日間は、子どもを一人にしない。 |
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意味不明な言動、興奮 |
窓やベランダに近づかないよう、高層階では1階の部屋で療養させるか、窓や玄関を施錠するなどの転落防止対策を講じる。 |
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けいれん |
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危険な行動が止められない(急に走り出す、飛び降りようとするなど) |